大津波被害から復興を遂げたリゾート地【カオラック旅行記⑤】
悲痛な過去があって、今があって未来があるやなぁ〜。
サワッディーカァー(^人^)
また暑い日が戻ってきたバンコクでございます。
今日めっちゃ蒸し暑かったー!乾季...また来てくれるかなぁ(´・_・`)
在タイ歴長い人が今年の乾季はおかしいと言ってたけど大丈夫かしら・・
大気汚染もあるし...
最近タイ学校に通い始めて規則正しい生活を送ってるせいか、眠くなるのも早い..
"早起きは三文の徳"と言うけれど、
寝るの大好き人間としてはできることなら朝はゆっくり起きたい派(´-`)
早起きが苦じゃない人をほんと昔から尊敬している。
時間を有効に使えない人間なんですよね(´Д` )
追い込まれないとできないタイプ。
子供の頃からよく寝る子でした。
"寝る子は育つ"
あっ、もう"子"じゃないか...(うぅっ)
さて、カオラック旅行最終記です!!
今回の旅行を機に今まで知らなかったカオラックという街を少しだけ知ることができました。
2004年12月26日にインドネシア北西沖のインド洋で起きたM9.1の地震によって
多大な被害を受けたのはインドネシアだけじゃなかった。
スリランカやインド、東アフリカなどインド洋沿岸の14カ国・・。
タイのカオラックまでもが大津波による壊滅的な被害を受けていたことを知らなかった。(カオラックという場所すら知らなかった...)
今回カオラックに行く!と決めてから調べていく中で「そうだったのか」と。。
せっかくカオラックに行くんやからホテルやビーチでまったりしたりマリンスポーツを楽しむだけでは意味がない!と思い、当時の状況が知れる場所を訪れてみました。
訪れてみたのは二箇所。
まず一箇所目。
*津波メモリアルパーク*
こちらの津波メモリアルパークは国道4号線の大通り、バンニャンマーケット開催場所の向かい側辺りに入り口があります。
広場の奥の方まで歩いていくと、大津波で流されてきた警備船がそのまま記念碑として展示されています。
船の周りにはここに来られた方が献花されたお花が並んでいました。
枯れてるお花が多かったけど、管理されてないのかな・・
船の近くには当時の被害状況がわかる写真などが展示されています。
スマトラ島北西部の震源地からカオラックまで500kmのスピードで3時間後に津波が到達したということが手書きの数値から見て取れます。
当時の地震によるタイ国内被害者数と各国の被害状況。
タイではカオラック(パンガー県)が一番被害を受けてたんですね・・。タイ人と外国人の被害者数を見て、当時も外国人観光客が多かったこと、そして多くの外国人観光客が大津波によって亡くなられたということがわかります。死亡者の不明者が2,156人...
プミポン元国王の孫も犠牲者の一人となったようです。
ここには当時の生々しい写真が多く展示されていました。。
見ていてただただ胸が苦しくなった。
最後に津波を表したモニュメントのようなものがあったけど、中が汚れていて管理されてなさそうでした。
この付近に有料のミュージアムも二箇所ぐらい目にしたけど、私はここだけで十分な気がします。
次に訪れたのはカオラックナビで紹介されていた場所。
*バンナムケム村『津波メモリアルパーク』*
ここも津波による被害を受けた場所です。
中心街からレンタルバイクを走らせれば約30分で着きました。
いやぁーこの日は猛烈に日差しが暑かったわ( ゚д゚)
シュノーケリングデイよりこの日に肌が焼けたと言っても過言ではない。他にも回ったし・・。
こちらには津波を表したモニュメントがしっかりと残されていました。
亡くなられた全員分ではないようですが、壁には犠牲者の名前や生年月日が刻印されたプレートが埋め込まれていました。外国人ではドイツ人の名前を多く目にしました。
中には故人の写真も一緒にあり、見ているとグッと込み上げるものがあった。。
幸せそうな素敵な笑顔。まさかクリスマスを過ごした翌日に大津波が襲ってくることを誰が予想できただろう・・悲しすぎる。。
津波モニュメントの中から内陸に流れた漁船を覗き見ることもできます。
この公園には存在感ある黄金の仏像が鎮座しています。ここで合掌。
仏像の背景が青い空と青い海。
二度と同じ悲しみが繰り返されないことを願い建てられたように感じます。
綺麗な朝顔が空を見上げるようにたくさん咲いていました^^
この場所を訪れた時、元気にはしゃぐ子供達に出会いました。
近くには先生っぽい人が何人かと、裸んぼ姿でシャワーを浴びている子供達もいて、多分この写真の子たちはシャワー浴びた後の子たちかな?
顔にタナカも塗られてる。ふふっ可愛い。
手を振ると振り返してくれたので『ヌーン、ソーン、サーム』と言うとみんなでピース^^
13年前の悲劇を思うと、こういう光景も感慨深いものがあるなぁ。
宿泊したホテルの向かい側(4号線)に小さな薬局があったんですけど、そこで何とも微笑ましい団欒に遭遇しました。ダンボールをテーブル代わりにしてご飯タイム。
ひよこパジャマの子の髪の毛が白いのが気になるw
見てるこっちが癒されました(´-`)
本当ここに来て良かったなぁ〜
正直、メモリアルパークを訪れた後にビーチ沿いから海を眺めてると、
『もしも今津波が襲ってきたら』とか
『当時はこんな風に普通に過ごしていて津波に襲われたんよな...』とか
ブルーになることばかり想像してしまったのだけど、
こういう素朴な笑顔に出会うこともできてなんだか嬉しい気持ちになった。
今ではすっかり賑わいを取り戻してるように見えるけど、少しずつ少しずつ復興してったんやろうなぁ。
津波メモリアルパークをつくることで過去に起きた惨事を風化させないこと。
どうしても当事者じゃないと時間とともに忘れていく。
それが自然なことのように思うけど、こうして行く場所に行けば思い出す、知れる。
カオラックに来たから知れた。
阪神大震災、東日本大震災・・いつ起こるかわからない自然災害ってほんまに怖い。
これから起こりうる首都直下型地震、南海トラフ。
東京に住んでいた頃、母が『◯◯区は危ないから引っ越しして!!』
と口を開く度に言ってた。
心配してライフジャケットや簡易テントに簡易トイレまで送ってきたり・・
気持ちはありがたいけどめっちゃかさばるからね!w
さすがにタイに引っ越すことになるとは予想もしてなかったけど^^;;
『海外はもっと危ないわ!』と言い出す始末。
いやいやこちらとしては地震の多い日本の方が心配やし(ー ー;)
つい時間とともに忘れがちになるのが人間。
避けられない事態はあるけど、過去を教訓にしてできる限りの備えは必要ですよね...
バンコクに帰る前日、ビーチ沿いのレストランに夕日を見に来たけどあいにく雲で隠れて日の入りは見えなかったけど赤い夕焼け空は見れました^^
ビーチ沿いに犬と少年、カップルが絵になる。
海を眺めてたらバックから心地よい音楽が聴こえてきた。
聴いたことがある曲、ドリスデイの『ケ・セラ・セラ』を歌ってる。
テンポは少しゆっくりめで本当に素敵な歌声。
何このシチュエーション。感動。
『ケ・セラ・セラ』・・『なるようになるさ』
良い曲やなぁ〜
帰り際、アコギを手にして演奏していたのは欧米人の方でした。
チップを入れると歌の合間に『Thank you』と言ってくれた。
こちらこそ本当に素敵なバックミュージックをありがとう!!!
はぁ〜、この人の歌、また聴きたいな。
存分にカオラックを満喫してバンコクに帰ります。
ありがとう、カオラック〜〜
プチ後悔・・・
お土産屋で見つけた『見ゾウ・聞かゾウ・言わゾウ』の三象。
これ買って帰れば良かったぁ〜(>_<)
カオラック行かれる方はご一報くださいww
これにてカオラック旅行記終了!!
正直、旅行行くとブログ書くの大変やからちょいと気が重い。
でも書かへんかったら書かへんで気持ち悪い。。
でも旅行好きやから旅行も止めれないw
はい、地道に書いて残します(=゚ω゚)ノ
ウド子
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